サーバ仮想化を導入している企業にて ~連載第2回~
サーバ仮想化をしてみたがこのままじゃダメだ!!
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サーバ仮想化を導入している企業にて
さてさて、前回の記事で取り上げたサーバ仮想化への険しい道。
それを乗り越えてサーバ仮想化を導入された企業もたくさんあります。
これで晴れて管理も簡単になり、耐障害性もあがり、リソースも有効利用でき…
いいことずくめ!!なはずですが。。。
ところが、いざ導入してみると、ある問題が発覚します。
ここで、問題の詳細に触れる前に、仮想化技術の説明でよく利用される概念図でサーバ仮想化を示してみます。
仮想化方式は多々ありますが、今回の説明では特に重要ではないのでハイパーバイザ型で説明します。

仮想化された物理サーバが3台、それぞれに2台の仮想サーバがあったとします。
リソースの最適化も行われ、快適に動いている状態。
もし、1台が物理障害を起こしても、他の2台に分散して継続稼動できる構成です。

サーバAが落ちても、サーバB,サーバCに仮想サーバを移動させて(マイグレーションといいます)、高可用性が実現!!
もちろん、このようにさせるには事前のプランニングを正しく行い、仮想サーバ1台分のリソースの余裕をそれぞれの物理サーバに持たせておく必要があることは言うまでもありません。
このままじゃダメだ!!!
一見、何の問題もないように見えますが。。。
これを、別の視点で見てみましょう。

んっ、何かサーバ仮想化とは関係ないものが見えますね。何なんでしょう?
いやいや、関係なくはないのです。
概念図では、物理サーバ間を仮想サーバがマイグレーション移行していますね。
では、データはどうなるのでしょうか?
マイグレーションは、移行元のメモリ情報を移行先に移すことで実現します。
ハードディスクのデータまで移動していたのでは、転送が間に合いません。
ハードディスクドライブはストレージで共有するのです。
ストレージくらいどこでも使ってる!!
これだけ引き伸ばしてその程度か。。。
と思われるかもしれません。いや、そのとおり。
たったこれだけのことです。
ただ、もう一度考えてみて下さい。
前回のおさらいです。サーバ仮想化のメリットとは。
- サーバ運用管理の簡素化(ハードウエア台数削減)による運用コスト削減
- 電力・設置場所などのランニングコスト削減
- サーバリソースの有効活用
- レガシーシステム延命
- 高可用性、耐障害性UP
- イメージのバックアップによるディザスタリカバリ

メリットばかりを夢見て迫りくる危機に気付かなかった…
サーバは多重化できています。
では、ストレージは?
ストレージは1台だけですね。
このままでは、ストレージがボトルネックになってしまいます。
せっかくサーバリソース最適化を行ったのに、これでは意味がありません。
障害対策は、ストレージ装置が持つ冗長化構成やRAID構成があれば大丈夫?本当に?
それだけではありません。
サーバ間でストレージを共有するのです。
パーティションの設定や適切な容量拡張は結構大変です。
作業が複雑になり、ミスも発生しやすくなります。また、そのためにヒューマンエラー対策を行う必要も出てきます。
運用コストが上がっていませんか?
サーバ仮想化を行った企業の多くは、導入後まもなくストレージの問題にたちあたり、次の対策を打たなければならなくなっています。
サーバ仮想化を導入する前はじっくり検討してきた企業も今回は待ったなし、悠長に検討している余裕はありません。
事実、70%以上の企業がサーバ仮想化導入後、2年以内にストレージ対策を行っています。
新しいストレージを購入する羽目になってしまうのです。。。
(つづく)
