理想的な環境 ~連載第9回~
連載目次へ
ストレージ仮想化を導入すればサーバ仮想化は必要ないの?
さて、これまでサーバ仮想化とストレージ仮想化についていろいろ紹介いたしましたが、ストレージ仮想化でもサーバ仮想化のメリットが享受できること、また、サーバ仮想化よりストレージ仮想化のほうが技術的な導入障壁が少ないことなどお分かりいただけたかと思います。
直面した課題がある場合、それをサーバ仮想化で解決しようとしているなら、その前にストレージ仮想化という方法を検討していただきたいと思います。
それでは、ストレージ仮想化を導入すれば、サーバ仮想化は必要ないのでしょうか?

得意・不得意は人によって異なりますよね?
結論から言えば、ストレージを仮想化しても、サーバ仮想化の導入が不要になるわけではありません。
むしろ、その効果を最大限に発揮するためにもサーバ、ストレージとも仮想化することが理想的な環境だといえます。
仮想化とは、"物理構成に拘束されることなくリソースを柔軟に分割/統合すること"です。
ストレージを仮想化し、ストレージリソースを有効活用できてもサーバリソースはやはりサーバ仮想化でしか有効活用できません。
SANBOOT環境でストレージ仮想化を導入すれば、サーバが故障した場合でも迅速に復旧できることはご紹介しました。
しかし、それでもやはりサーバが故障したら一時的にシステムがストップしてしまいます。
サーバも仮想化することで、単一障害ポイントをなくすことが可能になります。
サーバもストレージも仮想化し、真のヘテロジニアスな環境を構築する。
これがシステム全体の理想形ではないでしょうか?
(完)